咬合違和感症候群(2)
最大咬頭嵌合での、チェックで問題がないのに、「どこで噛んだらよいか分からない、
などの咬合違和感を生じるのは、なぜでしょうか?どこに問題があるのでしょうか?
下の図は、下顎骨を含めた頭蓋骨の乾燥模型です。赤枠の部分が顎関節です。
顎関節は、頭蓋骨と下顎骨をつなぐ関節です。
頭蓋骨の一部である上顎骨に上の歯が、下顎骨に下の歯が植わっています。
上の歯と下の歯の接触を歯科の専門用語では“咬合”と呼んでいます。
下の写真は、33歳の歯科医の口の中の写真です。
20年前に近くの上手いという評判の歯科医で右上第一大臼歯に
詰め物(インレー)をしました。
「噛み合わせが高い」と感じ、その旨、歯科医に伝えたのですが
「2~3日で慣れますよ」と言われたので、そのまま放置しました。
なるほど、2~3日で「高い感じ」は、なくなりました。
悲劇は、ここから始まります。続きは、次回に!