2012年8月9日木曜日

顎関節症は局所疾患?3

「トマトはナス」です。何を言っているのかと思われる方がほとんどでしょう。
しかし、トマトは紛れもなくナス科ナス属の植物です。そう言えば形が似ていますね。


我が家で初めて色づいたトマトです。昨年、知人からいただいたのが今年も実をつけました。
夏休みで信州に行っている孫が食べる前に味わいます。

顎関節症も局所疾患だと侮ってはいけません。
顎関節症のために、高校を休学している患者さんが2人います。

下の図は、セミナーのために作ったものです。顎関節症は全身疾患です。
そのキーワードは、キネマティックチェーンです。


その実態は、次回に・・・・・

2012年8月8日水曜日

顎関節症は局所疾患?2

真夏の花・芙蓉が咲きました。

阪神タイガース低迷のためプロ野球は見る気がしません。
時間が空くと思っていましたが、オリンピックに加えて、高校野球も始まりました。
テレビ観戦で忙しくしています。セミナー準備も儘(まま)なりません。


前回は Okeson の図を紹介しました。
今回は Okeson の図に私の考えを足した図を作ってみました。

顎関節症は、局所疾患として発症しますが1~2日で全身へ影響が出ます。
今まで拝見した顎関節症患者さんのすべてに全身症状が出ています。
私は、顎関節症を全身疾患ととらえるのが正しいと考えています。



2012年8月7日火曜日

顎関節症は局所疾患?

顎関節症は局所の疾患なのでしょうか?それとも全身疾患なのでしょうか?
下の図は Okeson の Mangement of Temporomandibular Disorders and Occlusion からコピーしたものです。

これを見る限りでは、 Okeson は顎関節症を局所疾患ととらえているようです。
私は異なる考え方をしています。
次回に私の考えを披露します。

2012年8月6日月曜日

顎関節症と矯正4

矯正治療の目的は、
① 機能の向上
② 審美性の向上
にあります。
矯正治療というと審美面が大きく取り上げられますが、私は、機能あっての審美だろうと考えています。
残念ながら現状は、矯正治療をしたために顎関節症を起こしているケースを多く見かけます。

2012年8月3日金曜日

顎関節症の矯正治療3

診療室を入ると正面に見える花台の生け花です。
これは当院の歯科衛生士が活けたものです。
私の医院では、患者さんの心を和らげてもらうように
生け花を欠かさないようにしています。

さて今回は、私の受講している矯正治療について触れます。

前回のセットアップ模型をご覧下さい。
セットアップ模型は初診時のあらゆる情報を分析し、その患者さんにとって最適・最善の機能・審美性を備えた口腔を具体化したものです。

分析をする主な項目として、
①セファログラムと呼ばれる頭部の規格レントゲン写真の分析
②側貌を中心としたマクロな分析
③口唇と歯列の関係を中心としたミニな分析
④歯の形や色、傾斜などのミクロな分析
などなどを統合し、患者さんの要望、家族の意見などを考慮したうえで、保全すべき現状と改善すべき初診時の状態を勘案して作られたものがセットアップ模型です。
ですから、セットアップ模型は担当する矯正家のすべての知識の結晶です。

このセットアップ模型を作るに際しては顎関節のことも考慮されなくては、なりません。

次回は、矯正治療を始める前に考慮すべき顎関節症々状について、私の意見を述べることにします。

何回もご案内していますが、今月11,12日と顎関節症治療セミナーを開催します。受講の先生には、なるべく多くの知識を学んでいただくために、できるだけ事前にできる準備を進めています。
今回のハンズオンコースで作るスプリントは、3種類です。
すでに、受講生の先生方にはご自分の模型を、さいたま市にありますサヤカさんという技工所に送ってもらっています。サヤカさんでは、現在各先生方の3種類のスプリント作りに大わらわです。この状況はサヤカさんのHomePage http://sayakaattitude.blogspot.jp/ でご確認下さい。
さらに、サヤカさんには無理を言って、関節円板変位がある技工士さんのエポキシ樹脂模型を16組作成してもらい、当日咬合調整実習に使います。サヤカさんお世話になります。





顎関節症の矯正治療2

今日も暑い日でした。
内村航平選手すごかったですね!何かモヤモヤがスッキリ!

昨日に引き続いて、矯正のハンズオンコースに参加してきました。
下の写真は、今回の矯正コースの講師・星野亨先生のオフィスで作製された同一患者さんの初診時の模型(左)とセットアップ模型(右)です。

この患者さんは、19歳の女子大生です。
開口障害を主訴に、私の医院を受診された患者さんです。
初診時の開口量は17㎜で、MRIで非復位性関節円板前方転位であることを確認しました。
幸い、3ヵ月ほどの治療で、開口量を47㎜まで回復することができました。
関節円板の復位によって、上下の歯がうまく咬み合わなくなり、矯正がベストの治療法であることを患者さんとご家族に説明しました。
幸い患者さん本人とご家族の了解をいただきましたので、星野先生に矯正治療を依頼しました。

次回から、この症例を中心に2回にわたる矯正コースで得た知識と私の「顎関節症の矯正治療」についての考え方を、解説していきたいと思います。

2012年8月1日水曜日

顎関節症の矯正治療

今日、明日と6月に引き続き矯正のハンズオンコースです。

このコースではデイモンシステムを学んでいます。
2回目で概要が解かってきました。明日も楽しみです。

関節円板変位や関節円板転位のケースで、関節円板が復位したときに大きく顎位が変化することがあります。このような時には矯正治療が必要になります。

関節円板を復位させるには、患者さんの努力と我々歯科医の知識・技術・努力が1つになって成し遂げられます。
折角、復位した関節円板の正常な状態を保ったままで咬合(咬み合わせ)を確立する必要があります。顎関節症専門医が矯正治療もできれば、鬼に金棒です。

私は、決してではありません。優しい(?)人です。