この24才の女性は3回目の来院です。仙台のT大学歯学部の診断では「復位性関節円板前方転位」という診断名で「治りません」ということで当院を受診されました。
1回目は診断と歯型を採りました。2回目は「復位性関節円板前方転位」を治すためのスプリントという装置(写真1)を装着しました。今日は、初診時にもあった右関節部の疼痛が災いして仕事に集中できないということで3回目の来院です。
そこで、痛みに対応できる3Dスプリント(写真2)を作成しました。これを入れることによって痛みは緩和されます。
顎関節症の患者さんは色々な症状を訴える方がいらっしゃいます。種々な状況に対応できるオプションを用意しておく必要があります。
幸い患者さんはJRの職員で交通費は、さほどかからないそうですが短期間で回数も少なく根治したいものです。
画像をクリックすると拡大されます。
写真1
「復位性関節円板前方転位」を治すための装置です。
写真2
右顎関節部の痛みを緩和するための3Dスプリント
痛みのあるときと、就寝時に着用してもらいます。
この装置を入れることによって大抵の顎関節症による痛みを
緩和することができます。
「関節円板前方転位」で一番避けなければならない症状は
口が開かなくことです。この装置にはこの症状を避ける工夫が
してあります。
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