2012年5月21日月曜日

噛み合わせと肩こり

今朝の金環日食は感動ものでしたね!

下の写真は、土曜日に札幌からお見えになった患者さんです。
右下、左上、上前にインプラントが入っています。ただし上の前歯は、テンポラリーのままです。
「噛み合わせが、思わしくないので最終的な物を入れるのを躊躇している」ということでした。
主訴は、咬合の違和感です。インプラントの場合は歯根膜というクッションがありませんので、患者さんは咬合の不良をダイレクトに感じます。
インプラントの失敗は、埋入処置だけの問題ではありません。咬合をしっかりと勉強し、しかるべきテクニックを持ち合わさないといけません。あらゆる身体症状・精神症状を引き起こす可能性があります。
例によって、咬合機能テストから始めました。やはり噛みしめたときに、水平に伸ばした腕は簡単に下がります。
早速3Dスプリントを作製しました。即時回復性関節円板偏位のケースです。スプリントを入れると体の歪みがとれました。


土曜日(19日)夜8時のNHKの「名医にQ」では肩こりについて放送していました。
この番組では、肩こりのおきる条件の第1に、不良姿勢を挙げていました。

また、つぎの図のような話がありました。

治療法としては、いつもながら対症療法ばかりです。肩こりがあり、その原因が不良姿勢であれば噛み合わせが原因になって場合が多く見受けられます。
なぜ、整形外科、ペインクリニック、整体師が出演し、根治療法ができる歯医者が呼ばれないのでしょうかね?

歯医者では、肩こりが治らないと思っているのでしょうかね?
歯医者さんのなかでも、「肩こりなんて歯医者じゃ治らないよ!」と思っている人が多いのでは・・・・・・

顎関節症の専門を自称するN先生、あなたの本の冒頭に「咬合で、全身の不調が治ると言っている歯医者がいますが・・・・・」という一文は、あなたが顎関節症のことをよく知らないということを自白しているのですよ。

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