2012年4月25日水曜日

顎関節症の治し方 失われた8年3

我が家のチューリップ(Tulip)です。
原産国はトルコ。トルコの国花です。花言葉は永遠の愛情・愛の告白・思いやりなど
家族への愛・思いやりから始まり、社会への愛・思いやりまでを大切にしたいものです。
自分への愛・思いやり(知識や技術を豊富にすることによって、人生を豊かにする)もお忘れなく。

前回の続きです。
前回、前々回にお見せした山梨県からの患者さんは55歳の主婦です。


画像をクリックすると拡大されます。

左が現在の状態、右が8年前のスタディモデルです。
この患者さんは、肩と頸の凝りがひどく、多数の医療機関を巡り歩いた患者さんです。
この8年間に歯科医院で、抜歯された本数は5,6歯です。理由は、患者さんによりますと「噛み合わせが悪いから」という理由です。
主訴が治らないうえに、犠牲になった歯も多数です。
患者さんの精神的、肉体的、時間的、経済的な負担は、計り知れないものがあります。
これが、現在の歯科の実情、実力なのでしょうかね?情けない!

さて、話を前向きに転換して・・・・・

3Dスプリント装着で、患者さんの主訴である肩と頸の凝りが治ったところで、口腔内をどう再建していくか?と考えなければなりません。

個々の歯のレントゲン検査、視診、触診、カリエスチェック、歯周病のチェックの診査を終え、治療に対する患者さんの希望をよく聴き、治療計画立案に入ります。
私が立てた治療計画の図です。


かなりの高額治療費になりますが、患者さんに了解していただきました。

月曜日には、テンポラリーブリッジを作製、装着しました。プロビジョナルレストレーションという格好の良い名称を使いたいのですが、・・・・・・

今日(水曜日)は、2時間かけて衛生士がスケーリング、ルートプレーニングなどの歯周処置・予防処置をしてくれました。

患者さんは最初のうつろな反応から、積極的な態度を示してくれるようになりました。

次回は、テンポラリーブリッジ装着の状態や画像などをアップします。







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