2012年4月16日月曜日

顎関節症の原因 TCH2

咀嚼筋は随意筋ですが、これが不随意運動をすると困った事態を招きます。

咀嚼筋の不随意運動で上下の歯の接触を伴うものは、
ブラキシズム(bruxism)、クレンチング(clenching)、タッピング(tapping)があります。

ブラキシズムは、歯ぎしりです。これは咀嚼系への影響が大きく、昼間のブラキシズムと夜間のブラキシズムに分けて考えられます。
特に夜間のブラキシズムの影響が大きく、話題に取り上げられる機会も多くあります。
クレンチングは、噛みしめです。
タッピングは、カチカチする不随意運動です。

皆さんは、トーヌス(tonus)という現象を、ご存じですか?
下顎が安静位に保たれたいるときにも、咀嚼筋には、トーヌス(tonus)という弱い緊張が働いています。このトーヌス(tonus)という現象が、不随意運動の謎を解くキーになる可能性があります。


もう1つ気になる動画の紹介です。
http://www.youtube.com/watch?v=NG26ilhcjvE&context=C447faa2ADvjVQa1PpcFNtX0PsLvbU-LCbF9gqXz7HZfToji4wki8=
関節円板が穿孔している状態です。
このような状態は、意外に多いですよ。2年ほど前に、某大学で顎関節の解剖をさせていただきました。2体準備していただいたのですが、4つの関節のうち3つの関節に穿孔が確認できました。
穿孔した関節円板には、処置法がないでしょうね。処置をした症例があれば、教えて下さい。


いつもは、10時診療開始ですが明日は9時から診療します。明日も元気に働けるよう早めに寝ます。オヤスミナサイ。

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