2012年6月27日水曜日

変形性顎関節症

今年最初に咲いた琉球朝顔です。
我が家の南向きの窓を覆うように植えてあります。
今年もグリーンカーテンとして、家族を夏の暑さから護ってくれることでしょう。

先日、初診で見えた51歳の患者さんのCT画像です。

前額断CT

右側顎関節

右の下顎頭が変形しています。鎌の形をしています。これを骨棘形成(Osteophyte)といいます。
右の大臼歯を30年前に抜歯し、そのまま放置しました。この変形は抜歯と密接に関係があると思われます。おそらく成長期に抜歯したために、下顎頭が下顎窩に押し上げられたために変形が起きたと推測できます。
咬合に影響を与える成長期の抜歯は極力避けるべきでしょう。

この関節は、さらに非復位性関節円板前方転位を起こしています。
どう治療してよいか?まったく見当がつきません。

Okeson の本にレントゲン画像を提供している Radiology and Dental Imaging Center of Wisconsin の
Dr.Jay Mackman は30年ほど前からの知り合いです。私の自宅に遊びに来たこともあります。
そこで、上の画像を送りアメリカではどのような対応をしているのかを、聞いてみようと思っています。
返事が来たら、皆さんにもお知らせします。

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