昨日は、以前 私の医院に勤めていた衛生士からコメントをもらいました。色々な人に見ていただいているのだな!と驚きました。もっともっと多くの人に顎関節症の実態を知ってもらいたいと思います。
と いうのは、現在の歯科医学で治る顎関節症と治らない顎関節症があるからです。治る顎関節症を放置しておくと、治らない顎関節症に至ります。
このことを、多くの医療関係者をはじめ、一般の顎関節症患者さんになる可能性のある方に知ってもらいたいのです。
顎関節症の原因のほとんどが、“かみ合わせ”です。
“かみ合わせ”が原因で起こっている顎関節症は、治る段階であれば(早期に処置すれば)3Dスプリントで2~3日で治すことができます。
3Dスプリントの適応症については、後日お話しします。
今回は、3Dスプリントの作り方(形体の与え方)とメカニズムについて触れていきます。
上の図は、3Dスプリントのメカニズムと、形体の与え方を説明したものです。
“かみ合わせ”が原因で起きる顎関節症の97~98%は、関節窩に対する下顎頭の位置が生理的な位置(筋骨格安定位)からズレる(変位する)ことから始まります。
このズレ(変位)を修正し、生理的な位置(筋骨格安定位)に戻すのが3Dスプリントの働きです。
上の図を眺めると お分かりいただけると思いますが、一番の要点は上顎舌側に与えるフラットな面の傾斜です。この傾斜を、下顎頭の回転の中心(赤点)から、上顎舌側の平面を結んだ線(赤線)に合わせることによって、下顎頭を生理的な位置に戻すことができます。
ほとんどのケースでは、下顎頭が後上方に変位していますので、これを修正するために上顎舌側に設ける平面の傾斜を、わずかに水平に近くするのがコツです。
3Dスプリントは、装着直後に効果を発揮する場合もあります。
いずれのケースも効果の発現が早いので、顎関節症々状の消退(解決)と3Dスプリントの装着の因果関係を明瞭に確認することができます。
一度、試して下さい。私がなぜ『驚異の3Dスプリント』というタイトルを付けているのか?を、ご理解いただけると思います。
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