2012年4月11日水曜日

顎関節症の原因1

昨日の青山ロータリークラブでの講演風景です。
もっと若いと思っていましたが、オジイですね。ガッカリ・・・前夜の徹夜が効いたかな?
今日は散髪に行き、短くカットしたので、今日はもっと若返りましたよ!
動きのないおとなしい話し方をしていると思っていましたが、かなりのジェスチャーですね。

今回は、顎関節症の原因についてお話します。

顎関節症は人口の1/3が経験するといわれる罹患率の高い病気です。
その割には研究や治療法の究明が遅れています。この理由の1つが、原因がハッキリしないということがあります。
3,4回にわたり、このあたりの問題に触れていきたいと思います。

ご承知のように、20~30年前は顎関節症は咬合が原因であるということからフルマウスリコンストラクション(full mouth reconstruction)と称して大がかりな修復処置が行われていました。
しかし、ほとんどのケースが失敗に終わりました。

それ以降、顎関節症の論争には補綴領域の先生の出番がなくなり、口腔外科の先生方の台頭が目立つようになりました。
そして、口腔外科出身の先生方は、顎関節症の原因説として多因子説を主張しています。

次回は、この背景について話を進めていきます。

明日は、ゴルフです。
ゴルフ場は、気温が少し低いので、満開の桜が楽しめるのではないかと期待しています。

1 件のコメント:

  1. 田中先生、こんにちは。
    いつも拝読させていただいております。

    先生は「オジイ」ではないですよ!
    特に治療に臨んでいるときの背中からは、溢れるようなエネルギーを感じるほどです。

    また、論理的に組み上げられた咬合論と実践の明快さを伴う、あまりの濃い内容のブログに日々読まされておりますが、何とか理解して着いていこうと思っています。

    ますますのご活躍を期待しております。

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