2012年4月13日金曜日

顎関節症の原因3 TCH

ちょっと、学生気分に戻って生理学を整理してみましょう。何だ全部知っているよ!いう方ばかりだと思いますが、念のために・・・・・

筋組織には、心筋、平滑筋、骨格筋の3種類があります。

心筋組織は、心臓にしかありません。心臓壁の大部分を構成しています。心筋組織は、収縮を意識的にコントロールすることはできません。このような筋を不随意筋といいます。

平滑筋は、血管や気道、胃、腸などの中空器官の壁を構成しています。やはり、私たちの意志でコントロールできない不随意筋です。

骨格筋は骨に付着し、骨を動かします。私たちが常に興味を持っている咀嚼筋は、すべて骨格筋です。これらの筋は随意筋で、自分の意志で収縮・弛緩させることのできる筋ですよね!

心筋が随意筋であれば、常に意識的に心臓を動かす必要があります。これを怠ると、眠っている内に心肺停止ということになり、眠れない夜が続き数日で死に至ります。人類絶滅というより心臓を持つ動物が、この世に存在しなかったかも知れません。

さて、随意筋であるはずの咀嚼筋が不随意運動をしたら、どのような事態が起こるのでしょうか?

次週から皆さんと一緒に考えていきましょう・・・・・

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