庭に咲いている著莪(シャガ)です。きれいですね!
花言葉は、私を認めて、決心、反抗などです。
前回の続きです。
私は、この患者さんにまず咬合機能検査をしました。
咬合機能検査については、つぎのHomePageを参照してください。
もちろん、グッと噛んだ時には腕はヘナヘナと押し下げられます。
そこで、患者さんの了解を得て、口腔内で3Dスプリントの作製に入ります。
約30分で完成です。
装着した途端、患者さんが発した言葉は、「私は8年間、何をしていたんでしょうか?」
8年間、肩や頸の凝りに悩まされ、数々の医療機関巡りをしてきたが治らなかったのに・・・・・・
わずか30分で治るとは・・・・・・
このケースの診断名は関節円板偏位(Disc displacements)です。
この病名が出ている本はManagement of Temporomandibular Disorders and Occlusion です。
訳本は医歯薬出版 OKESON TMD です。
私の診療室を訪れる顎関節症患者さんの7~8割は、これに分類されます。
ちなみに日本顎関節学会の分類では、スッポリと抜け落ちています。
日本のどの本を見ても治療法は出ていません。
Okesonの本ですら治療法は出ていません。
このようなケースの主訴の1つは、咬合の違和感です。
某大学病院のように、咬合の違和感の治療を薬物に頼ってはいけません。精神を病んでいる訳ではありません。
このケースをもう少し丁寧に分類すると、即時回復性関節円板偏位です。
すなわち、3Dスプリントにすぐに反応して円板偏位が即座に修正されるケースです。
次回に続きます。ご期待を!
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