我が家の庭にある半夏生です。ちょうど夏が半分来た時に生えるのでこの名があるようです。
一名、半化粧とも呼ばれます。葉っぱの一部がお化粧をしたように白くなるからこの名が付けられたようです。8月ごろには葉っぱの白化が進むようです。
さて、私の医院で経験した2人目の線維筋痛症患者さんについて書いていきます。
4月28日のブログで紹介した患者さんです。ご自分の詳細な治療年表を持参された患者さんです。当初は、単純なケースで関節円板変位と診断しましたが、その後のMRI検査では復位性関節円板前方転位でした。
経過は、
2011.6.22 U歯科で右上456に20Kインレーセット
7.02 金属アレルギーで全身に発疹 インレーを除去セメント充填 右でしか噛めない
7.04 咳が止まらず2時間しか眠れず虎の門病院受診 咳止めなど服用
医科歯科大学紹介される
8.16 医科歯科大学受診
9.14 右上4レジン充填
9.17 顎がずれる 右で噛もうとすると着地がずれる
U歯科に行き相談したが、医科歯科大学でみてもらうように言われる
9.21 医科歯科で、右関節が完全に開いていないが問題ないと言われる
歯が移動しているのではと思いパニック
以降2012まで充填物を外したり入れたりを繰り返す。スプリント装着など 頸部の痛み、不眠が続きパニック状態最高潮にいたる。集中力低下、目の焦点が合わなくなってきた。舌が歪む。体が歪む。右側頭部から後頭部にかけザワザワ感が消えない。言語能力低下。
その後、全身に痛み。手の震え。などなど
脳のCT撮影も。
2012.4.21まで2軒の歯科医院、2つの大学病院、内科医院、鍼灸院などを巡る。
上記以外の通院回数31回
2012.4.28 当院初診
何とか連休を乗り切りたいということで、とりあえず3Dスプリントセット
帰りにMRIとCT撮影
MRIの診断結果は、前記のように左右両側の復位性関節円板前方転位
当院にて、復位性関節円板前方転位の治療を始めるが、スプリントを入れると全身の症状が悪化するということで治療中止。
線維筋痛症について、どう対処すべきかは、打つ手がないという現状です。
しかし、目の前の患者さんに何も手を差し伸べられないのは・・・・・・・
次回に、私なりの提言を述べてみたいと思います。
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