2012年6月4日月曜日

顎関節症の治し方 失われた8年5

4月23日から4回にわたって失われた8年というタイトルで紹介した山梨県からお見えの3つの大学病院と10軒以上の歯科開業医を訪れた患者さんのその後の治療の進捗状況をお知らせします。

3Dスプリントで決定した下顎位で、頸や肩のすべての症状が解決しました。

その後の治療計画は、いたって単純で抜けている歯を補綴し全顎の咬合を確立すれば完了するということです。
右下は、咬合の確立という目的からはインプラント補綴しか選択肢がないという結論に至りました。

しかし8年間にわたって増殖し続けてきた歯科医師への不信感は、簡単には拭い去ることはできません。インプラント治療に関しましては、ほとんどの患者さんで少なからず不安や不信があります。
特に、このような患者さんでは、ひどい拒否反応を示すものです。
経済的にも高額になります。しかし、何とかこの問題をクリアーしてもらわなければなりません。


二週間前にインプラント専門医による埋入手術が完了しました。

先週金曜日にインプラントの経過を診せてもらいました。
この人が同一人物かと思われるほど、ニコニコ顔でした。「インプラントの手術後の痛みや出血もなく、予想していた症状が何も起こらなかった」そうです。

これかの治療は、スムースに行くことを願っています。失われた8年の回復のために・・・・・・

山梨県歯科医師会の弁護士(?)が、「事情を聴きに来ることがあるかもしれないので、よろしく」ということでした。

次回からは、この不安感、不信感などの構図や解決のヒントについて述べていくようにしましょう。
という訳で、顎関節症については少し離れた話題になります。

0 件のコメント:

コメントを投稿