2012年3月27日火曜日

顎関節症、咬合違和感を発症させないために

今回はちょっと趣を変え、いままでお話してきた顎関節症咬合違和感を起こさないために日常の臨床で、どのように取り組んでいるかをご紹介したいと思います。

何だ、こんな簡単なことは既にやっているよ!という方もいらっしゃるでしょう。

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5にジルコニアクラウンをセットした時の写真です。
① テンポラリークラウンを除去したら、グリーンの咬合紙をグット噛んでもらってマーキン  グしておきます。
② クラウンのマージンと隣接面の適合をチェックします。つぎに、クラウンを入れた状態で
  赤い咬合紙でグット噛んでもらってマーキングします。
  通常、少し咬合の高いクラウンができていますので、赤丸の部分のマークのように中央が  抜けたドーナツ型のマーキングを確認することができます。
  この部分を調整していきます。
③ 最初のグリーンのマークと赤いマークが一致するまで調整して終わります。
④ さらに、側方運動、前方運動、側前方運動。後退位での干渉を取り除いて調整を終わりま  す。

もちろん、このような操作を行う前提条件として、患者さんに顎関節症や咬合違和感がないことを確認しておかなければなりません。

オヤスミナサイ!



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