2012年3月15日木曜日

驚異の3Dスプリント5

今日から3泊4日で、宮古島へゴルフ旅行に出かけます。
遊びに出る前にブログをアップすために、日付が変わるのを待って書いています。あと5時間ほどしたら羽田に向かいます。

大分、3Dスプリントの話も進んできました。
今回は3Dスプリントの適応症について書いていきます。


画像をクリックすると拡大されます。
拡大してもよく見えませんかね?

上の表はOkesonのTMDの分類です。英語では顎関節症に相当する語句はないそうですが、TMD(Temporomandibular Disorders)が一番近い用語だそうです。
この分類の中で赤枠で囲んだ関節円板偏位が3Dスプリントの適応症となります。また関節円板偏位によって起こっている咀嚼筋障害も適応症に含まれます。

この表だけを見ると、「3Dスプリントの適応症は狭い範囲で、大して役に立たないのではないか」と思われるかもしれませんが、復位性関節円板転位や非復位性関節円板転位は、関節円板偏位の病状が進んだ結果起きます。
言い換えると、関節円板偏位の段階で治しておけば、関節円板転位は起きないということになります。この他に顎関節の構造的不適合や顎関節の炎症性障害も関節円板偏位の段階で治すことによって予防できる可能性もあります。

歯科医が関節円板偏位を、確実に治せることができ、患者さんに関節円板偏位の段階で治すべきことを知ってもらうことによって、治らない顎関節症を作り出す機会が激減することになります。

ちょっと難しい話に差し掛かりましたが、今回が一番お堅い話になりますので、今後共お付き合いのほど、よろしくお願いします。

何か私の説明が解かりにくかったり、もう少しこんな内容でというご要望、ご批判、感想がありましたら 6480tanaka@gmail.com  までメール下さい。待ってます。

次回は碧いサンゴ礁の写真がアップできるのでは・・・・・と期待していますが、沖縄は雨模様のようです。テルテル坊主さんよろしく!

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